磐田DF駒野友一(30)が、次戦鹿島戦(15日、ヤマハ)でのフル回転を誓った。13日、日本代表からチームに合流。完全非公開の中、約1時間半のフルメニューをこなすと「昨日休みをもらったし、問題ない。代表で結果もついてきて、コンディションは良いと思う」と、充実した表情でグラウンドから引き揚げた。柳下正明監督(51)も「今日も良いクロスを上げていたし、状態はいい」とうなずいた。

 11日のW杯アジア3次予選のタジキスタン戦では、前半35分に代表65試合目にして待望の初ゴールをマークした。それだけでなく正確なクロスで先制点を含む2点を演出し、8-0の大勝に貢献。「常にシュートは意識してきたし、やっと得点もとれて良かった」と振り返った。

 現在、ホーム鹿島戦では02年4月13日の勝利以来、8戦勝ちなしの状態が続いている。それでも「代表は代表としっかり気持ちを切り替えて、チームの勝利に貢献したい。勝てていないことは意識しないで、ホームでしっかり勝ちたいと思います」と力強く言った。絶好調の駒野が、右サイドから勝利を呼び込む。