<J1:浦和0-0仙台>◇第32節◇19日◇埼玉

 浦和が貴重な勝ち点1を得て、次節にもJ1残留決定の可能性が出てきた。仙台と引き分け、7月23日の甲府戦以来となるホームでのリーグ戦勝利は挙げられなかったが、FW田中が約3カ月ぶり、MFマルシオ・リシャルデスが約1カ月ぶりに故障から復帰。コンパクトな守備と連動した動きで、チャンスは作った。

 選手も戦術に手応えをつかんでいた。DF永田充(28)は「やりたいサッカーが、形として見え始めた」。一方で、ホームで4試合連続の無得点と決定力不足は相変わらず。シュート0本の日本代表FW原口は「前の選手が点を取らないと勝てない。(残留を)次で決められるように1週間、点を取ることを考えて練習、生活する」と決意を口にした。