J2山形は23日、宮崎市のエントランスプラザで調整した。前日22日は川崎Fと練習試合だったため、この日午前は疲労回復に充てた。午後は、約2時間半にわたってしっかりと汗を流した。

 選手を苦しめたのが1対1強化メニュー。攻撃側と守備側に分かれ至近距離で向き合う。両サイドにコーンを置き、攻め手は足でボールを扱いながらコーンをさわりにいく。守り手より先に触れれば1点が入る。両者低い姿勢のまま、終了の笛が鳴るまで反復横跳びのような動きを繰り返すため、太ももに大きな負荷がかかる。ゲーム感覚のトレーニングに、FW万代は「楽しいけど、乳酸がたまりまくってヤバイっす」と苦笑いした。

 奥野僚右監督(43)は「きついと思うけど、どういうプレーが相手を崩しやすいかを探る練習」と説明。3月4日の開幕まであと10日と迫っても、ハードなメニューは続いていく。【湯浅知彦】