地元期待のルーキーの復帰が近い。磐田は故障で出遅れていた浜松開誠館出身の新人DF木下高彰(18)が13日、合流した。DF木下高彰(18)はこの日、午前のフィジカルメニューでチーム練習に復帰。午後は別メニューだったため部分合流となったが、昨年末に手術を受けた右足首の回復は順調で「足を気にせずにやることができた。合流できて充実感はある」と目を輝かせた。

 層の厚いポジションに割って入る。本職のセンターバックには札幌戦で先発した藤田やチョ、名古屋から加入した千代反田ら、経験豊富な選手がそろっており、定位置奪取は容易ではない。木下は「練習から100%で取り組んで自分のプレーを見せないといけない。いろんなタイプの選手がいるのでいろんなことを盗んで自分のものにしたい」と首脳陣にアピールする。

 約3カ月のリハビリを経て、ようやく同じ舞台に立った。「ピリピリした雰囲気を感じた。プロとしてやれているんだと実感した。(復帰は)もうすぐだと思う」。今月上旬に卒業式を終えた。目標の公式戦出場を目指し、サッカー選手として本格的なスタートを切った。【神谷亮磨】