名古屋は“女神”浅田舞(24)の力も勝手に借りて、磐田FW前田のデスゴールという都市伝説に立ち向かう。1日は愛知・豊田市内で最終調整。ごった返すむさ苦しい報道陣の中に、ひときわ輝くオーラを放つ美女がいた。この冬から地元東海テレビの「スーパーニュース」でスポーツキャスターを務め、番組内で「舞スポーツ」というコーナーを持つ“女神”は取り上げた人物、チームが連戦連勝という逸話を持つ。

 妹の真央のフィギュアスケート全日本選手権制覇を皮切りに、春高バレー男子では星城(愛知)が全国制覇。Fリーグの名古屋もVと優勝続き。Vの使者ともいえる不思議な力で、J2降格につながる不吉な都市伝説も回避したいところ。クラブ関係者も「あやかりたいですね」と来訪を吉兆と受け止めた。

 開幕カード決定時から、さんざんJ2降格の恐怖について質問を浴びてきた選手はもはやこの話題にも動じない。エースFW玉田は「前田の話題とか関係なく、勝ちますよ」と平然。選手の間では「もし前田さんのオウンゴールが出たら、磐田はどうするのか?」という冷静な指摘も…。ホーム開幕戦で相手エースに注目が集まる中、3年ぶりVへスタートを切る。【八反誠】