奇数年の埼スタでは何かが起こる。鹿島は明日11日にアウェーで浦和と対戦。初めて埼スタで雌雄を決した03年以降、敵地では2年おきに“事件”が発生している。10年前の初対戦はセカンドステージの最終節。勝てば優勝が決まったが引き分けに持ち込まれ、4位に終わった。05年には元日本代表FW鈴木がDFアルパイにのど輪を食らわされ、一触即発の事態に陥った。

 これ以降、鹿島にとってはいいこと続き。07年は33節で対決。負ければ優勝の可能性がなくなる試合を制し、続く最終節での逆転Vにつなげた。09年は最終節で下して戴冠した。東日本大震災の影響でスタジアムが使用できなかった11年は、浦和が本拠地開催日の入れ替えを快く認めたため、本来とは逆だが5月に埼スタ、8月にカシマでの試合にこぎ着けることができた。この間、奇数年は3勝2分けで偶数年が4敗1分け。リーグ20周年の記念試合。チーム関係者は「今年は何が起きるか」と、期待している。