防ぐのが難しいなら、蹴らせなければいい。仙台手倉森誠監督(45)が明日18日のアウェー横浜戦へ、自陣の危険な位置でファウルを減らすよう厳命した。「横浜は1試合平均でFKが17本。そこから得点を取っているから、不用意なファウルは減らさないといけない」。リーグトップ24得点を誇る横浜だが、そのうち7点は元日本代表MF中村がキッカーを務めるセットプレーが起点。ゴールに近い場所で蹴るチャンスを与えないことが、最大のレフティー対策になる。

 持ち味の攻撃的守備が鍵を握る。高い位置ならファウルを取られても致命傷にはなりづらい。プレスが効いていた名古屋戦はCKも1本しか与えていない。DF角田は「7割くらいの審判は激しいコンタクトの後もプレーを続けることを求めるけど、2、3割は笛を吹きたがる」と、レフェリングにも気を配る考えだ。