清水は1月31日、韓国Nリーグの大田韓国水力原子力サッカーチームと練習試合(45分×2本)を行い、3-1で快勝した。昨季まで大宮に所属していたFWノバコビッチ(34)も途中出場。期待の新戦力が、清水での初の実戦を踏んだ。

 1本目の40分。MF高木善朗(21)に代わってピッチに立つと、同44分にはMF河井陽介(24)のパスから狙いすましたシュートを披露。得点こそなかったが、前線で攻撃の起点となった。後半39分までプレーし「最初にしてはまずまずだった」と振り返った。

 合流当初は鹿児島キャンプでの実戦デビューを予定していたが、アフシン・ゴトビ監督(49)は「思ったよりも状態が良かったので」と前倒しで起用。試合後には「ポジション取りも良く、思った以上だった」と評価した。

 今日1日のオフを挟んで、2日からは11日間のキャンプがスタートする。ノバコビッチは「チームとして今日みたいなミスが多いサッカーをしてはいけない。キャンプではボール支配率を高めていくことが必要。ただ、開幕まであと1カ月ある。もっと良くなっていくと思う」と、一定の手応えを口にした。【前田和哉】