J2山形DF石井秀典(28)が明日30日のアウェー千葉戦(フクダ電子アリーナ)で、プロ入り後初めて故郷のピッチに立つ。千葉市出身で、市船橋高から明大を経て08年山形に入団。千葉戦には過去J1時とナビスコ杯で各1試合出場も、ともにホーム戦だった。石井は「出場機会があればバロメーターになる声をしっかりと通して連係したい」とプロ7年目の“地元デビュー”に意欲を示した。

 J通算160試合出場。入団初年度は36試合に出場し、J1昇格に貢献した。今季23戦中22戦にベンチ入りも、出場は2試合にとどまる。だが28日の紅白戦では主力組のセンターバックでプレーし、2試合ぶりの先発の可能性が高まった。前節の群馬戦から中3日の3連戦。石井は「失点0は当然。球際を大事にしてサイド攻撃をブロックしたい」と、5試合ぶりの完封と連敗脱出を誓っていた。【佐々木雄高】