インドネシア人1号でプレーオフ圏へ望みをつなぐ!

 J2札幌のインドネシア人MFステファノ(24)が、今日26日の湘南戦(札幌ドーム)で、19試合ぶりにメンバー入りすることが濃厚だ。同国出身のJリーグ初出場と初ゴールで、勝ち点3差に迫ったプレーオフ圏入りを狙う。

 東南アジアから来た“第2のレ・コン・ビン”が、リーグ覇者・湘南討ちのキーマンになる。今季、新加入したステファノの公式戦出場は、8月の天皇杯2回戦Tonan高崎サテライト戦のみ。リーグ戦は6月21日富山戦でベンチ入りも出番はなかっただけに「出たら積極的なプレーでチームの勝利に貢献したい。チャンスがあればゴールも狙う」と意気込んだ。

 昨年11月10日、プレーオフ圏に勝ち点3差で臨んだ難敵2位神戸との一戦は、“ベトナムの至宝”ビンが決勝PKを決め、プレーオフへ望みをつないだ。「とても大事な試合。チャンピオンの湘南は優れたチームだが、チャンスは必ず来る」とステファノ。小野欠場は痛いが、今年も大事なリーグ佳境で、東南アジア砲が火を噴く。【永野高輔】