C大阪DF扇原貴宏(23)が、J1通算100試合出場を勝利で祝う。C大阪は30日、大阪市内で11月2日甲府戦(ヤンマー)に向け練習を行った。J2降格圏の17位C大阪は、残留争いのライバル13位甲府と大一番を迎える。その大事な一戦で出場すれば、11年8月17日鹿島戦のデビュー以来、節目の100試合出場となる。扇原は「1つの通過点。次戦で今年の成績が左右される。引き分けでもだめ。しっかり勝ちたい」と平常心を貫く。

 9月にはアギーレジャパンにも招集された攻守の要。危機的状況のチームを救うには、積極的な前への意識も必要だ。「アグレッシブにいかないと点は取れない。迫力を出さないと」。23歳が攻撃に加わり厚みが増すだけでなく、左足内転筋の違和感で欠場していたFWフォルランの4試合ぶりベンチ入りも濃厚で、明るい材料がそろった。扇原の記念すべき日に勝ち点3の花を添え、残留争いを勝ち抜く。【小杉舞】