レスターのイングランド代表FWジェイミー・バーディー(29)がこのたび英サン紙に寄稿。試合当日の自身の食事について明かしている。
記事によると、バーディーは朝、目が覚めるとまず栄養ドリンクのレッドブルを一気飲みするという。それもグビグビと30秒以内に飲み干してしまう。
その後、午前11時30分までは何も口にせず、時間になるとチーズとハムのオムレツを食べる。
昼食後はまたしてもレッドブルだ。レッドブル社からお金でももらっているかのように同ドリンクが登場するが、この日、2本目も一気飲みする。
試合が午後3時キックオフの場合、昼食からスタジアム入りまで少し時間が空く。そんな時はきまってDFバシレフスキと一緒に過ごす。2人でダブル(濃さが2倍)のエスプレッソを楽しむのが恒例になっているという。
試合開始1時間30分前にスタジアム入りすると、またしてもレッドブルだ。ロッカー室に入るなり、この日3本目のレッドブルを開ける。ただ、3本目はチビチビとやり、試合前練習から戻ってきた時にも飲めるように、少し残しておく。
こうしてバーディーは戦闘態勢に入るのだが、特筆すべきはそのカフェイン摂取量だ。
レッドブル3本で計240ミリグラム。エスプレッソは通常、1杯(50ミリリットル)で140ミリグラムのカフェインを含むから、ダブルなら倍近いだろう。こうして考えると、バーディーは試合当日、だいたい500ミリグラムのカフェインを摂取しているということになる。
カフェインには集中力を高めたり、疲労を回復させる効果がある一方で、摂取しすぎると急性中毒となり、吐き気やけいれんを起こす危険性もある。
そのため成人男性はだいたい1日400ミリグラムまでの摂取を推奨されている。バーディーの場合はやや多めだが、今のところコンディションに問題がなく、本人も納得の試合前ルーティンになっているのだから、他人が気にする必要はないのだろう。
バーディーはサン紙の原稿の最後を「3本のレッドブルとダブルのエスプレッソ。そしてチーズとハムのオムレツが、試合でオレを狂ったように走らせるんだ」と満足げに結んでいる。
【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)