プレミアリーグ14-15年シーズンがいよいよ開幕した。チェルシー、マンチェスターC、アーセナル、リバプールといった優勝候補が軒並み白星スタートを切る中、日本代表MF香川真司(25)の所属するマンチェスターUは、スウォンジーを相手にまさかの黒星スタートとなった。

 われらが香川は、ベンチ入りしたものの出番なし。一方、地元メディアに「ファンハール監督から戦力外通告を受けた」と報じられていたFWエルナンデス、MFナニ、MFフェライニといった選手たちがそろって出場し、「いったい、あの報道は何だったんだ」と思っているファンの方も多いはず。

 マンUは開幕前に米国で行われた親善試合「国際チャンピオンズ杯」でRマドリードやマンチェスターC、リバプールなど強豪を抑えて優勝。ファンハール監督の3バックもうまく機能していたため、シーズンへの期待も大きかった。

 だがスウォンジー戦では攻守に連動性を欠き、先制点を許した前半で早々と3バックをギブアップ。後半は4バックに変更し、1度はルーニーのオーバーヘッドゴールで追いついたものの、結局1-2で敗れた。やはりプレシーズン戦はプレシーズン戦でしかない。本番のリーグ戦は相手の圧力や、試合での緊張感がまるで違うのだ。

 そんなふがいない戦いぶりを露呈したマンUだが、開幕戦の結果はブックメーカーのかけ率にはそれほど影響はないらしい。英老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル社」はプレミアリーグ優勝チームを予想するかけを行っているが、マンUは、(1)チェルシー(2・5倍)(2)マンC(3・25倍)(3)アーセナル(6倍)に続く9倍。昨季2位の(5)リバプール(11倍)よりも倍率が低くなっている。以下(6)トットナム(51倍)(7)エバートン(151倍)(8)ニューカッスル(1001倍)と続く。

 また同社は得点王を予想するかけも行っているが、こちらの1番人気は5倍のディエゴコスタ(チェルシー)。ともに6倍のスタリッジ(リバプール)とアグエロ(マンC)が続く。香川は候補者リスト全体の中にも名前なし。途方もない倍率でも良いから、せめてこういうところに名前が出るくらいの活躍はしてほしいものだ。

 ちなみに日本代表DF吉田麻也(25)の所属するサウサンプトンが優勝する倍率は9番人気の1501倍。ポチェッティーノ監督がトットナムへ去り、レギュラー選手も軒並み他クラブへ引き抜かれており、マンU同様、こちらも頑張れ!