現職副会長2人を含む7人が逮捕された国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件の波紋が一気に広がった。

 10年W杯招致をめぐり、開催国の南アフリカ側からFIFA幹部に100万ドル(約12億円)の賄賂が渡ったとの疑惑について、南アのラデベ大統領府相は28日「問題はないとのW杯の監査報告書がある。南アでやましいことがあった形跡はない」と反論した。地元メディアが伝えた。ムバルラ・スポーツ・余暇相も「政府とスポーツ・余暇省から個人に対してそのような金は支払われていない。国家と国民の名誉を傷つける可能性がある」として、米当局に起訴資料のコピーを請求し、主張の根拠を精査すると語った。