左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負ったドイツ2部ザンクトパウリFW宮市亮(22)が、「もっと強くなって戻ってくる」と力強く語った。

 29日付の地元紙ハンブルガーアーベントブラックが報じた。

 宮市は18日のRバリェカノ(スペイン)との練習試合で負傷したが、痛めた時のプレーについて自身でも詳しく説明できなかった。「はっきりとはわからないけど、ヘディングの競り合いの時にやってしまったのかなと思う」と話した。宮市はそのままプレーを続行。その後、数日間は問題なく練習もできていたという。「最初は痛くなかった。しばらくしてちょっと痛くなった。そんなに重傷だと思ってなかった」と当時の状況を説明した。

 その後精密検査での結果に「ショックだった。すごく悲しかったし、いっぱい泣いた。今年結婚したばかりだし、25日の開幕戦(ビーレフェルト)をすごく楽しみにしていた」と苦しい心境を口にした。

 宮市はアーセナル時代からたびたび負傷に見舞われている。だが、今後は負傷しやすい体質を考えてリハビリに励むという。「3月にはまた戻ってきて、新しい宮市を見せられることを祈っている。僕は強くなって戻ってくる」と前を向いた。