欧州の強豪4クラブによるプレシーズンの国際大会が開幕し、MF本田圭佑が所属するACミラン(イタリア)が0-3でBミュンヘン(ドイツ)に敗れた。

 もう1試合はRマドリード(スペイン)がトットナムを2-0で下した。

 本田は今季のベスト布陣とみられるメンバーがそろう中、トップ下でスタメン出場したが、相手の攻撃に翻弄される試合展開で守備に奔走。攻撃でアクセントを加えることができなかった。前半23分にはスローインのボールを失ったところからカウンターを食らってベルナトに先制点を奪われた。その後も攻撃を組み立てることなく、後半30分に退いた。

 ACミランは後半29分にゲッツェ、40分にはレバンドフスキに追加点を奪われ完敗した。

 本田は「向こうの土俵で戦おうとしたところが完敗の原因。ポジションサッカーでこっちもつなごうとした時に、向こうのプレスの餌食にずっとなっていたというのが決定的な向こうとの技術の差。逆にいい勉強になった。バイエルンを押し込めるのは、今ではバルセロナだけなんじゃないかなって思う。チームの成熟度が足りない。ただ、ある程度向こうが上なので、バイエルンがセリエAにいなくてよかったなくらいのあっさりした感覚。我々はセリエAでチャンスがあると信じて、これから準備していこうと思います」と話した。