リーグ中断期間で帰国中のシャルケDF内田篤人(27)が、日本サッカーには「欧州ショック」が必要だと説いた。

 23日に都内で、自らの写真展開催を記念したトークショーに登場。鳥栖が招聘(しょうへい)に動くドイツの名将マガト監督について「がっつりやってほしい。日本に衝撃を与えてほしい」と語った。

 軍隊式とも呼ばれるハードな練習で選手を鍛え上げ、ブンデスリーガで優勝3回の実績を挙げたマガト監督について、内田は「ついていけば、必ず何人かいい選手は出てくる」と断言。Jリーグのレベルアップ、そして日本の個の力向上につながる効果を期待した。

 内田はまた、期待する国内の選手として、鹿島MF柴崎を挙げた。ただ「もうちょっと自分を出せた方がいい。昔の僕もああいうタイプだったけど、少し客観的な感じでサッカーをやっている。もっと必死な感じが出てくれば」と分析し「追い込まれる環境に飛び込めば、もう少し変わってくると思う」。厳しい競争の中でなりふり構わず自己表現する必要がある、ハイレベルな欧州クラブへの移籍の必要性をほのめかした。