FW本田圭佑が先制アシストを決め、ACミランがカルピを2-1で下して4季ぶりの準決勝進出を果たした。

 右サイドで先発した本田は前半14分、中央でポストになって縦パスを受け、振り向きざまに左足で相手DF裏へラストパス。相手GKが飛び出した鼻先でこのボールに追いついたFWバッカが、1トラップから右足のラボーナで無人のゴールに流し込み、先制点をアシストした。

 ACミランはさらに同28分、バッカの左サイドからグラウンダーのクロスをFWニアンが1トラップから左足で決めて2点目を奪い、カルピの反撃を後半5分の1点に抑えて逃げきった。

 本田はフル出場して勝利に貢献したが、試合後は「お疲れさま」とだけ言って、立ち止まらずミックスゾーンを通り過ぎた。

 ミハイロビッチ監督は「前半は非常に良かったが、最後の10分間は自分たちで複雑な試合にしてしまった。しかし選手たちは準決勝に進む道を手に入れた。それに価する試合をしていたので満足している。この先も進んで優勝を手にしたい。だが、準決勝の前にフィオレンティーナ戦がある。今はそれに集中している」とコメントした。