第1戦が行われ、MF長谷部誠が所属する1部リーグ16位のフランクフルトは、ホームで2部リーグ3位のニュルンベルクと1-1で引き分けた。

 押し気味に試合を進め、相手にチャンスを与えなかったフランクフルトだったが、前半42分、相手FKがDFルスのオウンゴールを誘ってまさかの先制を許した。後半20分、右サイドからクロスをMFガシノビッチが右足で決めて同点に追いつき、シュートは相手の1本に対し22本を浴びせ、ボールポゼッションも68%と圧倒し続けたが、結局、勝ち越すことはできず、アウェーゴールを奪われての痛い引き分けとなった。

 長谷部はボランチでフル出場し、攻守にわたり中盤をコントロールした。

 長谷部は「失点は本当に相手のワンチャンス。アウェーゴールはもったいない。これでアウェーに行って90分のうちに1点を取らなければ、結果はついてこない。後ろはしっかり我慢して、いかに点を取るを考えたい。とにかく今、1試合の前半が終わったという感覚でやっていきたいと思う」と話した。

 コバチ監督は「試合を支配したのは我々だった、しかしそれが(勝利という)結果に結びつくことはなかった。まだすべての可能性が残されている。ニュルンベルクでは最後の1秒まで戦いたい」と気合を入れた。