地元フランスがMFパイエ(ウェストハム)の1ゴール1アシストの活躍でルーマニアに2-1で競り勝ち、開幕戦を白星で飾った。

 前半を0-0で折り返したフランスは後半13分、パイエの右CKは相手DFにはじかれたが、こぼれ球をつないでボールは再び右サイドのパイエへわたり、キープから相手DFをかわして左足でクロス。これを中央で相手GKに競り勝ったFWジルー(アーセナル)が頭で流し込んで先制した。同20分にDFエブラ(ユベントス)が相手MFスタンシウ(ステアウア・ブカレスト)を倒してPKを献上し、FWスタンク(ゲンチレルビルリイ)に決められて同点に追いつかれたが、同44分、ペナルティーエリア右手前でパスを受けたパイエが、左足のミドルシュートをゴール左上に決め、土壇場で勝ち越した。

 スタンディングオベーションの中、後半ロスタイムに交代したパイエは「すごい重圧だった。こんなことが起こるなんて誰かに言われたとしても信じなかっただろう」と話した。

 A組のもう1試合、アルバニア-スイス戦は11日に行われる。