【レッジョネミリア(イタリア)10日=波平千種通信員】プレシーズン恒例のTIM杯が行われ、ACミランの日本代表FW本田圭佑(30)がセルタ(スペイン)との第1戦(45分)に先発した。

 背番号10は3トップの右でプレー。44分にはMFボナベントゥーラからパスを受け、ワンタッチで前方へ送った。反応したFWバッカがシュートするが、相手GKに阻止された。ロスタイムには直接FKも蹴ったが、壁に当ててしまった。

 試合は0-0でPK戦へ。3人目で蹴った本田はGKの足に当てて失敗したが、4-2でミランが勝った。

 第2戦(45分)はセルタがサッスオロに1-0で勝利。第3戦(45分)はサッスオロがミランに3-2で勝った。この試合で本田は21分からMFスソに代わって途中出場した。

 変則マッチの結果、セルタが優勝しTIM杯を手にした。

 本田は、試合後取材に応じ、次のように話した。

 「いくつか監督がやりたい(攻撃の)形はできた。あとは、しっかり、それをレギュラーの選手だけではなく、全員がもう少しレベル的に底上げすることができれば、厳しいリーグを戦っていくことができると思う。(けがをしていた左足は)だいぶ良くなってきている。徐々にコンディションは上がっている」とした。