フランス1部ニースの元イタリア代表FWマリオ・バロテリ(26)が伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトのインタビューに応じ、現在、首位を走るリーグ戦で優勝した場合、ヘリコプターで空を飛ぶと宣言した。

 「もしニースで優勝したら、ヘリコプターの操縦を習ってコートダジュールの上空を飛ぶ」

 バロテリが飛ぶと明言したコートダジュールは、欧州でも屈指のビーチで、欧州各国の人たちにとって、あこがれのリゾート地の1つ。海岸沿いの街の中で最大の都市がホームのニースで、主要都市の1つカンヌでは、毎年5月中旬から下旬にかけて、世界3大映画祭の1つカンヌ映画祭が開催される。

 来年5月20日に開催される最終38節は、強豪リヨンとのアウェー戦が行われる。時期的に、カンヌ映画祭の開催期間と重なる可能性が高く、世界のビッグスターがビーチの間近にあるレッドカーペットを歩く上空を、バロテリが操縦するヘリコプターが爆音を上げて飛ぶ可能性も否定できない。

 バロテリは、15日にミラノで行われたドイツとの親善試合に0-0で引き分けた、イタリア代表についても言及。自身はフランス1部で6試合に出場し6ゴールと好調だが、「ベントゥーラ監督が僕をまだ呼ばないということは、今は僕よりそれに値する選手がいるということ。だから僕はその時を待つ」と殊勝なコメントを残した。

 また、これまでに指導を受けた中で最も優秀な監督については、インテルとマンチェスターCで指導を受けた、ロベルト・マンチーニ監督を挙げ「彼には心から感謝しなければならない」と語った。(波平千種通信員)