FWメッシ(バルセロナ)を出場停止で欠くアルゼンチンが、標高3500メートルを超えるラパスで行われたアウェーで前節まで9位のボリビアに0-2で敗れ、5位に転落した。

 チリ戦から先発を8人入れ替え、FWコレア(アトレチコ・マドリード)、FWプラット(サンパウロ)の2トップで臨んだアルゼンチンだったが、前半31分、ゴール前へのロングボールをFWアルセ(ボリバル)に頭で合わせられて先制を許した。さらに後半7分にも自陣右サイドを突破され、最後はFWマルテンス(武漢)に右足で蹴り込まれて2点目を奪われた。その4分後にFWアグエロ(マンチェスター・シティー)を投入して反撃を試みたが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

 メッシは23日に行われたW杯南米予選のチリ戦での副審への侮辱的な発言のため、このボリビア戦を含めた4試合の公式戦出場停止と罰金1万スイスフラン(約112万円)の処分を科された。

 アルゼンチンは6勝4分け4敗の勝ち点22。コロンビア、チリが勝利して勝ち点を伸ばしたため、大陸間プレーオフ圏の5位まで転落した。

 ボリビアは3勝1分け10敗の勝ち点10で9位。

 南米予選は上位4チームが自動的に本大会に進出。5位チームはオセアニア最終予選1位チームと大陸間プレーオフを戦う。