31日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトは「ホンダ、落下。チームのプレー時間最下位」との見出しを付けて、日本代表FW本田圭佑(30)が、所属するACミランでGKを除くフィールドプレーヤーでリーグ戦出場時間が最少となっていると、報じた。

 昨年12月12日の0-1で敗れたローマ戦で後半39分から出場したのが最後の本田は、今季計5試合で96分しか出場しておらず、0得点。本田の次ぎに出場時間が少ないのはチリ代表MFフェルナンデスで6試合で167分1得点。同紙は本田について「侍として残ったものはスピリットだけ。しかし刀はすでにだいぶ前からさやに収められたまま」と酷評した。

 ミランは本田の14年1月の入団に際しては大がかりなプレゼンテーションを行い、ユニホームも5000枚売れたという。2季目となる14-15年シーズンには7試合で6得点と輝かしい時期もあった本田だが、現在のモンテラ監督の構想から外れており、17年のリーグ戦では出場していない。3月に行われた日本代表では2試合連続でベンチスタートとなった。

 この現状にガゼッタ・デロ・スポルト紙は「ホンダはGKを除いて、チーム内最小のプレー時間となった。これは日本代表にも影響を及ぼしている。新しいミランのオーナーは契約を更新する気はないため、(契約が切れる)夏にはアメリカに移籍するだろう。ただし、シアトルは今のところ可能性が低くなっている」と伝えた。