第2戦が行われ、FWロナルドがハットトリックを決める活躍を見せ、2連覇を目指すレアル・マドリード(スペイン)が延長戦の末、4-2でバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)を下し、2戦合計6-3で準決勝進出を決めた。

 アウェーでの第1戦を2-1で先勝していたRマドリードだったが、後半8分、MFカゼミロがFWロッベンを倒してPKを献上。これをFWレバンドフスキに右足で蹴り込まれ2戦合計2-2となったが、同31分、カゼミロの右からのアーリークロスにロナルドが頭を合わせ、2戦合計3-2と再びリードした。しかし、同33分、自陣ゴール前の競り合いからこぼれたボールをDFセルヒオラモスのGKナバスへの戻しが痛恨のオウンゴール。2戦合計3-3となりアウェーゴールでも並び、このまま90分の戦いを終了。勝負は延長戦へと持ち込まれたが、同前半14分、セルヒオラモスの左からのアーリークロスをロナルドが胸トラップから左足シュートを決めて2戦合計4-3と勝ち越した。さらに同後半4分にもマルセロがドリブル突破から飛び出してきた相手GKノイアーの鼻先でラストパス。これをロナルドが右足で無人のゴールに流し込んで突き放した。ロナルドは欧州CLで史上初の100得点を達成。その3分後にはMFアセンシオが相手パスカットからドリブルで持ち込み、右足で決めてBミュンヘンの息の根を止めた。

 4季ぶりの制覇を目指したBミュンヘンは、後半39分にMFビダルが2枚目のイエローカードで退場となって数的不利となったこともあり、8強で力尽きた。