バイエルン・ミュンヘンは22日、武藤嘉紀のマインツと2-2で引き分けた。18日には欧州チャンピオンズリーグ準々決勝でレアル・マドリードに敗れており、23日の独紙ビルトは以下のように伝えている。

 「Bミュンヘンの失墜」

 2冠に向けて足踏み状態だ。Bミュンヘンは残留争いに苦しむマインツに2-2の引き分けどまり。3冠の夢はすでに消えている。26日にはドルトムントとのドイツ杯準決勝が待っている。

 Bミュンヘンは直近の公式戦6試合でわずかに1勝でここ4試合勝ちがない。これは2年ぶりのこと。23日にライプチヒが勝つと勝ち点差は6に縮まる。26節終了時には13にも広がっていたのに! 33節にはライプチヒでの直接対決もある。

 FWトーマス・ミュラーは「もちろんRマドリード戦のことはまだ少し頭に残っている。僕らはプロ選手だからそうしたことはあってはならないのだけど。でも僕らも人間だ。ベルリン(ドイツ杯決勝)はリーグ戦と並んで僕ら最大の目標。だから、胸を張って、僕らはここにいる! というのを示さないと」とコメント。MFアリエン・ロッベンは「僕らはプロ選手。リーグ優勝が懸かっている。もっとやらないといけなかった。26日は全く別の試合だ。それに向けてスーパーに準備しないと」と話した。DFマッツ・フンメルスは「今日のは目覚ましになった。ブンデスリーガでも簡単に勝てる相手なんていない」と話した。

 監督のカルロ・アンチェロッティは落ち着いた様子で「Rマドリード戦後の難しい試合だった。もっといいプレーをできるが、今日はよくなかった。幸運にも同点に追いつくことができた。今日は難しい試合だったが、26日には別の展開になると確信している」と語っていた。

 この試合ではDFダビド・アラバが開始17分で左ひざを負傷して途中交代。ドルトムント戦の出場はわからない。アンチェロッティは「アラバはプレー続行できなかった。ひざに小さな問題がある。毎日様子を見る」とした。