メッスの日本代表GK川島永嗣(34)が、フランスリーグ初完封でチームを1部残留に導いた。アウェーのリール戦に初の2試合連続で先発起用されると、かつてハリルホジッチ監督が指揮した難敵をシャットアウト。2-0で勝ち点を42に伸ばし、残り2試合で18位ディジョンとの勝ち点差を9に広げた。

 ハリルホジッチ監督の教え子が川島を評価した。日本代表指揮官が指揮した98~02年にリールの正GKだったグレゴリー・ワンベ氏(45=解説者)が試合を観戦。「(ピンチが少なく)彼にとって穏やかな試合だったが、守備ブロックに応じたプレー、コーチングに経験豊富であることが感じられた」。現役時は「勇敢でリスクを負えて怖がらないGKをバヒドは求めた」と明かし、その素養を川島にも感じたようだった。