14日の昼12時前にイタリア北部のジェノバで高速道路の高架橋が約100メートルにわたり崩壊。通行中だった車が落ち、30人前後が死亡するという事故が起きた(14日午後9時現在)。

 この事故に巻き込まれながらも奇跡的に助かったのは、元カリアリのキーパー、ダビデ・カペッロ(33)。現在は下部リーグ、レジーノでプレーしている。カペッロは「ジェノバへ行くために橋を渡っているところだった。突然大きな音がして、車ごと30メートル下に落ちた。でも運良くがれきと橋脚の間に車が挟まったので、信じられないことに無傷で車から出られた」と話している。

 また現在ジェノアでプレーしている、元イタリア代表のクリシトは自身のインスタグラムに「事故の10分前に家族と一緒にここを通ったばかりだった。皆無事だ。でも高速の橋が落ちるなんて、ありえない。こういうことが起こるから、この国から逃げ出す人たちがいるのだ。僕らには安全が必要だ。誰かが何とかしなければならない。」と書き込んだ。

 ジェノアは練習場が事故が起こった場所に近いこともあり、選手たちが午後の練習に来られないことも考えて、今日の練習を中止にした。