サッカーのドイツ1部リーグ、ボルフスブルクに、J1神戸から移籍した日本代表FW大久保嘉人(26)は5日、長旅の疲れを感じさせずに厳しい表情で決意を語った。--入団の決め手は「最初に話がきたときに行きたいと思った。冷静に考えると悩んだが。マガト監督に質問してみたかった。それが実現したのが後押しとなった」--チームの印象は「一人一人がうまく、すごく面白いサッカーをするという印象がある」--起用法には「監督が決めることだが、中盤からFWまで、DF以外ならどこでも大丈夫。自分もこの2年でプレーの幅が広がった」--スペイン時代の経験から反省は「一番は言葉とコミュニケーションの問題。そこはしっかりやりたいと思っている」--W杯まであと1年半の時点で移籍するのは勇気がいるが「前回はそれで(W杯ドイツ大会行きに)失敗したので悩んだ。自分のために成長したいという思いが強かった。日本にいたら自分は試合に出られたと思う。だが、それだけでは納得がいかなかった」

 [2009年1月6日10時32分]ソーシャルブックマーク