ACミランからインテルミラノ入りしたイタリア代表FWアントニオ・カッサーノ(30)が25日、入団会見を行った。

 インテル入りについて、クラブ幹部や選手に請われたことに触れ、DFハビエル・サネッティとともにDF長友佑都の存在が、決断の一因だったという。長友については「本当にいいヤツ。大好き。オレの質問がアイツは分かっていないんだけど、でも、オレは好きなんだよね」などと“ぞっこん”の様子。

 カッサーノは一昨季までインテルに所属していたDFマルコ・マテラッツィと仲が良く、長友は入団当初にマテラッツィからよくいじられていた。このマテラッツィつながりで、以前から2人は互いの人柄など知っていたとみられる。

 またカッサーノはミランのガリアーニ副会長のことを「約束を守らない」と批判。このオフに仲間のズラタン・イブラヒモビッチ、チアゴシウバを放出したことからも、心はミランを離れたという。カタールのクラブからも誘いはあったようだが、「W杯に出たいから」とイタリアでのプレーにこだわったとした。