ドイツ2部ケルンのMFケビン・ペッツォーニ(23)が、一部のファンから脅迫や侮辱されたため、クラブとの契約を解消することになった。2日付のビルト紙によると、28日の夜に5人のフーリガンがペッツォーリの自宅に押しかけ「出てこい!俺たちが殴ってやる!」と脅迫したという。さらに30日には、フェイスブックで襲撃を呼びかけていた。

 これに対しケルンのシュタニスラフスキ監督は激怒。「痛めつけるのは明らかで、超えてはいけない一線を超えてしまった」と話し、警察に通報。「ケビンにとってベストの解決策を探した結果、彼とお別れになってしまった。もう1度サッカーを楽しむのを祈っている」とコメントした。

 ペッツォーニは自身のフェイスブックで「多くの人々が僕らの決断に理解を示してくれ、また侮辱や暴力に反対していることを読めてうれしかった。どんな場所でも、それはあってはならないものなんだ」とコメント。ドルトムントのクロップ監督は「事実は明らかに超えてはいけないところを超えてしまったということだ。あってはならないことだった」と話した。