日本代表MF本田圭佑(27)は8日、イタリア・ミラノで行われたACミランの入団会見に出席した。

 チームのエンブレムが刺しゅうされたスーツ着用の本田は、ガリアーニ副会長と2人でステージに登場。いつもの落ち着いた様子で、スタッフの指示に穏やかな表情。右手に赤いベルトの時計を着用した本田は、ガリアーニ副会長から「ようこそ」、と声をかけられると、少し照れたように「サンキュー」と応えた。

 報道陣からの質問に余裕の表情で受け答えした。サンシーロの印象について報道陣から質問があると、第一声は「とても興奮している。毎日がとても幸せ、私の夢がかなった。自分が何物であるかを、ピッチで示したい。私のキャリアがここで終わるかどうか、ただ、これがスタート」と英語であいさつした。

 ACミランでの目標について報道陣から質問を受けると「チャンピオンになりたい。CLで勝つこと」と答えた。また、ACミランの過去の選手について聞かれると「子どものころから毎週見ていた。セリエAは日本では最も有名なリーグ。ただ、1人の名前を挙げろと言われても、たくさんいるから」と、特定の選手名には触れなかった。

 ポジションについて報道陣から聞かれると「どのポジションでもできるが、トップ下をやりたい」と、即答した。

 今回の移籍について、数あるクラブの中から、なぜACミランを選んだのかと聞かれ「心の中のリトルホンダに、どこのクラブでやりたいと聞いたら、リトルホンダはACミランって答えたから、ここにいる」と、余裕の表情で質問に応じた。