来シーズンの欧州CL参戦に向けて積極的な補強を目指すローマが、パルマのイタリア代表DFガブリエル・パレッタ(28)同代表MFマルコ・パローロ(29)フランス人MFジョナタン・ビアビアニ(26)の3選手の獲得に興味を示しているようだ。

 今シーズン、ルディ・ガルシア監督の下でクラブ記録を更新する勝ち点85を獲得し、来季の欧州CLストレートインとなる2位フィニッシュを決めたローマ。久々の参戦となる欧州CLに向けてガルシア監督は、クラブ側に選手層の拡張を求めている。これを受けて、クラブの補強を取り仕切るワルテル・サバティーニSD(スポーツ・ディレクター)が、以前から関心を寄せる3選手の獲得に向けてパルマのピエトロ・レオナルディSDと話し合いの場を設けたようだ。

 イタリアメディアによると、その3選手の中でローマが最も興味を示しているのがアルゼンチン出身のイタリア代表DFのパレッタのようだ。今シーズンのセリエA最強センターバックコンビと言われるモロッコ代表DFメージ・ベナティアと、元ブラジル代表DFレアンドロ・カスタンを擁すローマだが、彼らのバックアッパーにはサンパウロからレンタル中のブラジル人DFラファエル・トロイや、ともに10代のイタリア人DFアレッシオ・ロマニョーリ、クロアチア代表DFティン・イェドバイしかおらず、選手層に不安を抱えている。そこで、ベナティアとカスタンと同レベルのクオリティを有すパレッタの獲得を熱望しているという。

 また、今冬の移籍市場での加入が噂されていたパローロに関しても、中盤の貴重なバックアッパーとして引き続き関心を持っている模様。さらにビアビアニについては、現在獲得を狙うリールのコートジボワール代表FWサロモン・カルー(28)やヴェローナのアルゼンチン人FWファン・マヌエル・イトゥルベ(21)を逃した場合の保険として考えているようだ。【超ワールドサッカー】