ACミランは10日、ミラノのクラブハウス、カーサ・ミラン前の広場に約4000人のサポーターを集め、今季のプレゼンテーションを行った。

 プレゼンテーション後の記者会見でインザギ監督は「2年前に引退することを決めたとき、いつかミランを指揮したいと思った。その夢が今かなえられるのでとてもうれしい」とまず監督就任を喜び、「チームにミランのDNAを再び作り上げる。それは笑顔で練習場に来て、グループが団結し価値観を持つ事。戦わない選手は私のミランではプレーできない。技術的なミスは許せるが、態度は許すことはできない。ミランの選手はピッチ外でミスを犯すことはできない」とチーム作りの方針を説明した。

 MF本田圭佑については「本田はまだ戻ってきていない。彼は22日にニューヨークでチームに合流する。私は好きな選手だし、高いプロ精神を持っている。ポジションはまだわからない。3トップを使うなら、右に入れることもできるだろう。左利きでも、ああいう特徴のある選手は好きだ。それに3枚のMFの左もできると思う。ただしこれは技術的な詳細で、8月31日の移籍市場が閉まるのを待ってから決める。私はシステムに選手を合わせるのは好きではない。選手の特徴を考えて、最もいいプレーができるポジションを見つけ出すというのが私とスタッフが考えていることだ」と話した。