イングランド2部に所属するブラックプールが、所属選手の深刻な少なさにより、プレシーズンマッチを中止したようだ。英紙ガーディアンなど複数メディアが報じた。

 ブラックプールは、2010-11年シーズンにプレミアリーグに参戦していたものの、その後は3シーズンにわたってチャンピオンシップに所属している。2013-14年シーズンは20位という成績に終わったことなどから、チームは所属選手の大量放出を決断。だが、選手が退団して以降は思うような補強が進まず、その結果、クラブには8選手(フィールドプレーヤーのみ)しか残らないという緊急事態に陥った。クラブの公式サイトには実際に8人の選手しか記載されていない。

 ブラックプールは、プレシーズンにスペインを訪れる予定だったが、深刻な状況によりやむなくこの遠征を中止することをクラブの公式サイトで発表した。ブラックプールのカール・オイストン会長は今回の決定に関して、以下のように述べている。

 「監督は決定した。そして、私はそれに同意した。プレシーズンマッチを中止にし、我々は選手の確保に関する取引に時間を割く」。

 チャンピオンシップの開幕は8月9日。果たしてブラックプールは、残り約3週間で選手を確保し、無事新シーズンを迎えることができるのだろうか。【超ワールドサッカー】