イタリアサッカー協会の新会長になることが有力視されているカルロ・タベッキオ氏が演説で人種差別的発言をして周囲を驚かせた。27日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 同紙によると26日の演説でタベッキオ氏は「イギリスでは選手がプロフェッショナルかどうかを考える。しかし、イタリアではバナナを食べていた選手がラツィオで先発する」と、個人名は挙げていないが、人種差別的発言をして周囲を驚かせた。この発言にウェブ上でも多くのサッカーファンから批判されているという。

 同協会の会長選挙は、8月11日に行われ、対立候補にアルベルティーニ氏が挙がっている。