バルセロナのブラジル代表FWネイマール(22)の父親が、同選手のサントス時代にRマドリードから1億5000万ユーロ(約210億円)のオファーがあったことを明かした。2日付のスペイン紙マルカが報じた。

 同紙によると、ネイマールの移籍金問題で裁判所で証人喚問を受けた父親は、サントス(ブラジル)にRマドリードが1億5000万ユーロのオファーを提示していたことを証言した。だが、同選手に意思はバルセロナ移籍だったことから実現しなかったと話したという。

 この裁判は、バルセロナが公にネイマールの移籍金を5700万ユーロ(約79億8000万円)と発表したが、スペイン紙のエル・ムンドが「実際は9500万ユーロ(約133億円)」と報じたことがキッカケとなった。さらに移籍金とは別に契約の内容の中に同選手の家族に数百万ユーロを支払うなど、違法な項目もあったという。

 また、この問題が浮上した今年1月に、移籍金を発表したバルセロナの会長だったロセイ氏が辞任を発表した。