ドルトムントを率いるユルゲン・クロップ監督(47)は、同クラブに所属するドイツ代表MFマルコ・ロイス(25)の退団を覚悟しているようだ。ドイツ代表MFの去就について語るクロップ監督のコメントを、英メディアのBTスポーツが報じている。

 日本代表MF香川真司(25)のマンチェスターU加入後、ドルトムントの主力としてチームをけん引してきたロイスには、絶えずビッグクラブからの関心が報じられてきた。

 また、2017年の6月までドルトムントとの契約を残すロイスだが、2015年の夏から、約35億円と言われている契約解除金を支払うことで退団することが可能となる。そのため、来夏の退団は不可避と見られているようだ。

 クロップ監督は「我々はここ数年、多くの成功を収めてきた。だが、その成功に貢献したすべてのプレーヤーをキープできたわけではない。彼らにはそれぞれ夢があり、異なる状況や考えを持っている。したがって、我々はロイスの去就についても状況を見守る必要がある」とコメント。本人の意思を尊重する考えを示した。

 なお、ロイスの移籍先にはBミュンヘンが関心を示していると言われており、今回の移籍が実現した場合、ドルトムントは3年連続でチームの主力選手をBミュンヘンに引き抜かれることになる。【超ワールドサッカー】