<セリエA:ACミラン4-1ラツィオ>◇21日◇ミラノ

 ACミランがFWロナウジーニョ(28)を2試合連続で先発から外す荒療治で、ラツィオに4-1と圧勝した。代わって先発したFWパットがダイビングヘッドでチーム3点目を奪うなど、ミランらしい攻撃サッカーで、ようやく今季リーグ初勝利をつかんだ。18日のUEFA杯FCチューリヒ戦に続くベンチスタートとなったロナウジーニョの雲行きが、再び怪しくなってきた。

 ロナウジーニョは仲間の歓喜する姿をベンチで見つめるだけだった。バロンドール・コンビのシェフチェンコとともにベンチスタート。代わって出場した18歳パットが前線で切れのいい動きを披露し、攻撃を活性化した。2-1で迎えた後半4分、左クロスにパットが鮮やかなダイビングヘッドで加点する。これで一気に流れはミランに傾き、同15分には、MFカカのミドル弾まで飛び出した。

 今季リーグ戦は2連敗スタート。18日のUEFA杯1回戦FCチューリヒ戦で、ロナウジーニョは初めて先発落ちし、皮肉にもチームは3-1の勝利をつかんだ。中2日で迎えたこの日も、勝負の決まった終盤の19分間だけの出場。試合後、アンチェロッティ監督が「この日のミランなら負けるのが難しい」と言えば、観戦した会長のベルルスコーニ首相は「これが本来のミランだ」。昨季のバルセロナに続き、ロナウジーニョの不遇はまだまだ続きそうな状況だ。