<セリエA:インテル2-1ボローニャ>◇4日◇ミラノ
インテルのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(26)が、またも「空中殺法」を繰り出した。前半25分にFWアドリアーノの左クロスに対し、DFを背負いながら右足の「ジャンピング・バックヒール」で合わせた。04年欧州選手権イタリア戦で披露した「後ろ回し蹴りゴール」に続く芸術的得点。この先制弾でチームに勢いを呼び込み、2-1の勝利に導いた。(波平千種通信員)
格闘家の血が騒いだ。前半25分、イブラヒモビッチが鮮烈な一撃を放った。左サイドのアドリアーノからクロスボールが上がると、ニアサイドでゴールを背にしたまま、DFに邪魔されながらも大ジャンプ。回し蹴りのように右足を大きく振り上げ、かかとでボレーシュートを放った。
04年欧州選手権イタリア戦での得点同様、少年時代に培ったテコンドーの技を生かしたもので、インテルで自身40得点目の節目だった。モラッティ会長をはじめサポーターはスタンディングオベーションで祝福。イブラヒモビッチは「ユーロでのヒールキックの方がよかった。今日のゴールはシンプルなもの。ああいうものは考えずにやるだけだ」と照れた。
後半5分にはPKをアドリアーノに譲り、同選手のリーグ1年ぶりゴールも演出した。まさにサンシーロは「イブラ劇場」。チームの勝利以上に、エースが強烈な存在感を示した。


