<ブンデスリーガ:フランクフルト2-1カールスルーエ>◇22日◇ドイツ・フランクフルト

 フランクフルトのMF稲本潤一(29)がカールスルーエ戦にフル出場し、チームの今季初勝利に貢献した。MFフィンクとダブルボランチを組み、4日のホッフェンハイム戦以来の出場。後半18分にはコーナーキックからのこぼれ球をシュート。相手DFの足に当たり得点にはならなかったがリズムを呼び込んだ。

 ドロー寸前の後半ロスタイムにFWアマナティディスの決勝弾が飛び出し、チームは開幕8戦目で初勝利。「今まで苦しかった分、今日の勝ちはすごく価値のあるものだと思います」。この試合は日本協会の犬飼会長、川淵名誉会長らが観戦していたが「これだけ素晴らしい試合を見てもらえてすごく良かった」と誇らしげだった。

 トンネル脱出へチームは20日から合宿を行っていたが、そこでのアピールが認められての先発出場。「これでレギュラーにも定着していけたら」と意欲を見せていた。(西村友通信員)