バーレーン戦で左ひざを負傷したボルフスブルクMF長谷部誠(25)が早期の手術を希望した。長谷部は出発前の成田空港で、29日に受けた精密検査で左ひざ遊離軟骨の除去手術が必要との診断結果が出たと明かした。6月のW杯最終予選を念頭に「早く手術したい。悪化させたくないし、やる方向で考える」と、ドイツに戻り次第、ボルフスブルクのマガト監督に手術を直訴する意向を示した。

 長谷部によると内視鏡を使った手術を受け、約1カ月後に復帰できる見通しだが、ボルフスブルクは現在リーグ2位と優勝を狙える位置で、マガト監督からはシーズン終了まで手術の延期を求められる可能性もある。長谷部は「クラブも佳境の時期だけど、シーズン終了後の手術だと代表(の試合に影響)もある。それも含めて話をしたい」と、自らの希望を伝えるつもりだ。

 [2009年3月31日7時23分

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