セルティックとの契約が今月で切れるMF中村俊輔(30)の代理人ロベルト佃氏が13日、渡欧した。エスパニョールを欧州クラブでの第1候補として、移籍先を探る予定。同クラブからは5月にオファーを受け、いったん断ったが、横浜との移籍交渉が暗礁に乗り上げたことで、欧州での移籍の可能性が復活した。すでに水面下で同代理人とエスパニョール幹部が、交渉再開に備えて連絡を取り合った。13日付スペイン紙スポルトも、同クラブが中村に年俸120万ユーロ(約1億6200万円)の2年契約を提示すると報じた。

 コンディション調整のため日本代表から離脱した中村は、この日も家族とともに休養。欧州に活躍の場を求めるか、横浜復帰か、熟慮している。

 関係者は「17日のW杯予選オーストラリア戦が終わるまでは、あくまで日本代表から一時離脱させてもらっている立場」と説明。移籍についての本人の動きは、代表の活動中は凍結されるという。

 [2009年6月14日9時49分

 紙面から]ソーシャルブックマーク