日本代表MF中村俊輔(31)が所属するエスパニョールが13日午前、ハルケ主将の急死ショックを乗り越え、練習を再開した。バルセロナの専用グラウンドで約1時間。チームへの影響を考慮し、練習は完全非公開となった。クラブ施設の周辺には約30人のサポーターが集まり、帰路に就く選手たちに激励の拍手を送っていた。

 4日ぶりに汗を流した中村は「ミーティングと走り中心だった。少しずつ、気持ちは落ち着いてきた。チームは、まだ静か」と明かした。心不全でハルケ主将が急死した直後は「どうしていいか分からない」とパニック状態に陥ったが、気持ちの整理がついた様子。「4日間練習していなかったけど体力には影響がない。今後フィジカルを上げていきたい」と話し、タクシーで自宅へ戻った。

 クラブは14日は通常の公開練習に戻し、ポチェッティーノ監督の会見を行うことを発表した。(山本孔一通信員)

 [2009年8月14日9時12分

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