【リール(ベルギー)=16日、エリーヌ・スウェーブルス通信員】川崎Fからベルギー1部リールスに移籍した日本代表GK川島永嗣(27)が、レギュラー奪取へ鬼になった。前日15日に本拠地のリールに着いたばかりにもかかわらず、午前練習にフル参加。さらに、練習後は取材をすべて断り、今後1週間は完全にサッカーに専念することを宣言した。
開幕まで残された時間は2週間。1日も早くチームに溶け込むため、川島が出した結論は「取材辞退」だった。W杯での活躍で注目を集めただけに、日本からテレビ局を含めた取材陣がチーム合流第一声を求めて訪れた。だが、前日15日に関係者を通じて「サッカーに集中したい」と1週間限定でメディア対応を取りやめることを告げた。
川島はJリーグ時代から、取材に丁寧に応対してきた。辞退は異例中の異例だ。ただ、日本からの取材に対応すれば、初対面のメンバーから「特別扱い」と偏見を持たれる可能性もある。鬼になって取材を断り、サッカーに集中するとともに、他のメンバーの輪に入ろうという狙いだ。
川島は練習の最後の10分間に行われた9対9のミニゲームにも出場。1点リードした6分に1失点したが、その後7、9分の強烈なシュートはいずれも止めた。出国前に「シュートを止めることがGKの判断基準」と話したように、言葉の前にパフォーマンスで実力を示した。17日(日本時間18日)には近郊のオッペンベルクで行われる地元のアマクラブKSKハイストとの練習試合に出場予定。実戦で力をアピールするチャンスとなる。
[2010年7月17日11時55分
紙面から]ソーシャルブックマーク

