CSKAモスクワの広報担当者が5日、右膝半月板損傷の手術を受けた日本代表FW本田圭佑(25)が最長で全治3カ月という見通しを明らかにした。「手術は成功した。(回復には)最長で3カ月かかる可能性がある」と認めた。

 8月28日のロシア1部リーグのスパルタク・モスクワ戦で右膝を痛めた本田は9月1日にバルセロナ入りし、同市内の病院に直行。シャビやプジョル(ともにバルセロナ)ら、多くの名選手の膝を治してきた世界的名医による右膝側面の半月板の中央部分に一部損傷があるとの診断で、同日夜に内視鏡手術に踏み切った。

 これで日本代表のW杯アジア3次予選は、10月の1試合、11月の2試合への出場は絶望的。欧州CL1次リーグも、27日のDF長友佑都が所属するインテルミラノとの対戦は欠場が決定的だ。日本代表やクラブとともに、経験を積める貴重な機会を失う本田自身にも痛い負傷となった。