<セリエA:インテルミラノ0-3ボローニャ>◇17日◇ミラノ

 日本代表DF長友佑都(25)の所属するインテルミラノが、ホームでボローニャに惨敗した。前半37分、同38分と相手の元イタリア代表FWディバイオに立て続けに失点。終了間際にも1点を追加され、敗れた。インテルはリーグ戦7連勝の後、ここ5戦で4敗1分け。スタンドからはブーイングの嵐で、ラニエリ監督の進退問題も浮上した。

 あまりにふがいないインテルの戦いぶりだ。またもや守備崩壊で3失点敗戦。長友は相手1点目では、ディバイオにスライディングをかわされてシュートを決められ、3点目はアクアフレスカに振り切られてゴールを許した。試合後は「悔しすぎる。プレスもかかっていないし、チームがばらばら。でもこの現実を受け止めなければならない」と唇をかんだ。

 インテルはここ5戦で13失点。怒り心頭のモラッティ会長は試合終了25分前にスタジアムを去った。スタンドのサポーターは大荒れで、ラニエリ監督への当てつけで「(元インテル監督の)モウリーニョ」コールの大合唱。ラニエリ監督は「辞任はしない」と明言したが、ガゼッタ・デロ・スポルト紙は解任の可能性に言及。クラブがバレージ助監督と、親善大使を務めるフィーゴ氏の2頭体制を検討していると報じた。