<ブンデスリーガ:マインツ2-0ドルトムント>◇20日◇マインツ

 ドルトムントMF香川真司(25)は、無得点で岡崎が得点を決める1分前の後半20分に退いた。トップ下として、リーグ戦2試合連続で先発。前半31分には、後方からのパスを足元でピタリと止めて反転。ゴール前にドリブルで切り込むが、相手DFにカットされた。ドルトムント復帰初戦となった前節13日のフライブルク戦に続く得点は挙げられず、不完全燃焼となった。「感覚的には良くて、継続してやりたかったが、相手の守備も堅くて難しかった」と振り返った。

 厳しいマークに遭いながらも、縦パスを狙うなど徐々に以前の感覚が戻っている。「後半は少し落ちたけど、意外とコンディションはよかった。上がってきていると思う」と手応えをつかんだ。21日付のデアベステン紙(電子版)は「違いを作るプレーをしようとしていた。ワンタッチで相手を振り切るプレーには息をのむ。しかし決定的な輝きは見られなかった」と伝えた。