欧州選手権予選で乱闘を繰り広げたセルビアとアルバニアの両協会に対し、欧州サッカー連盟(UEFA)が懲罰委員会を開き、厳罰への手続きを開始した。

 試合ではアルバニアの民族主義を示す旗をつけた遠隔操作の無人機が飛来し、これをセルビア選手がつかんで乱闘に発展。没収試合となったが、UEFAのミシェル・プラティニ会長(59)は「サッカーは人々をつなぐもの。ベオグラードでの試合は恥ずべき行為で許し難い」と激怒。国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長も「サッカーは政治利用されるべきではない」と強い懸念を表明した。