<ドイツ杯:フランクフルト1-2ボルシアMG>◇2回戦◇29日◇フランクフルト

 MF長谷部誠(30)MF乾貴士(26)が所属するフランクフルトは、強豪ボルシアMGに敗れた。長谷部がフル出場し、後半途中出場の乾は1点差に迫るアシストを決めたが及ばなかった。

 乾の今季2度目のアシストも報われなかった。後半23分からトップ下に入ると、2点を追う同44分に敵陣やや引いた位置から、DF裏へ長い距離のスルーパス。これを受けたFWカドレツがGKをかわし、左足でゴールへ流し込んだ。だが試合はそのまま終了。リーグでもBミュンヘンに次ぐ2位と好調を維持し、抜け目なくミスを突いてくるボルシアMGの前に劣勢に立たされ、チーム力の差は歴然だった。乾はノーコメントでスタジアムを後にし、長谷部も「試合内容を見ても、負けたというのが妥当な結果」と反省した。【鈴木智貴通信員】